1・毛髪の構造と働き の続き その1

コルテックスの構造と働き


キューティクルの内側にあるコルテックス(毛皮質)は髪の90%を占め、フィブリルという繊維の束とフィブリル同士を接着するマトリックス(間充物質)ならびに髪の色を決めるメラニン色素を含んでいます。
コルテックスは毛髪の持つ「しなやかさ」や「弾力」などを作りだしている部分であり、キューティクル内側にあるコルテックス細胞やCMCの集合体です。
 
  1. コルテックスーー皮質細胞の集まり。毛髪の85〜90%
  2. 皮質細胞ーーーー硬い性質のフィブリルが約35〜45%
            軟らかい性質の間充物質が50〜60%
            皮質細胞は細胞膜複合体(CMC)により囲まれている。
  3. 間充物質ーーーーフィブリルの間を埋め、フィブリルとフィブリルを接着

間充物質の働き


間充物質にはフィブリルの接着剤としての働きだけでなく、他にも役割があります。
  1. 毛髪に水分とハリを与える。
  2. 間充物質の移動でパーマがかかる
  3. 間充物質が染料を内部にとどめる
間充物質が流出すると、髪にツヤやハリ感がなく、パーマがかかりにくかったり、カラーの褪色がはやかったりします。この間充物質がパーマやカラーをする上でとても重要です。
 

メラニン色素について


メラニン色素は皮膚や毛髪などに含まれますが、肌では表皮の基底層、毛髪では毛母に散在する色素細胞(メラノサイト)において、アミノ酸の一つであるチロシンを原料としてメラニン合成酵素(チロシナーゼなど)の作用により酸化重合されて作りだされます。メラニンが多いほど皮膚や毛髪は黒くなります。
 

髪色を決めるメラニン色素

  1. 髪色ー髪色はメラニン色素の種類と量によって決まります。
     色素が多きk鳴ったり量が多くなると光を吸収して髪は黒く見えます。逆に
     メラニン色素がほとんどないと光の乱反射により白く見えます。
  2. メラニン色素の種類と量メラニン色素には「ユウメラニン(真メラニン)」「フェオメラニン(亜メラニン)」の 2種類があり、その量のバランスによって毛髪の色は決定されます。それぞれのメラニンの色は次の通りです。
     「ユウメラニン(真メラニン)」ーー黒〜褐色
     「フェオメラニン(亜メラニン)」ー黄〜赤色
     赤毛はフェオメラニンが豊富ですが、黒髪やブラウン毛、ブロンド毛はフェオメラニンの量に大きな差は認められ ず、ユウメラニンの量の違いが影響しています。
     黒髪ーーーーフェオメラニン(少)、ユウメラニン(多)
     ブロンド毛ーフェオメラニン(少)、ユウメラニン(少)
黒髪をブリーチしていくと、ユウメラニンが壊されて、アンダートーンが赤褐色からオレンジ色に変化していきます。
メラニン色素は毛髪の約4.5%以下です。0%になるとまっ白に見えるようになりますが、極端にブリーチしたり、白髪でも薄い黄色っぽく見えるのは、まだメラニン色素が存在しているためです。
 

メラニン色素の役割


有害な紫外線(UV)を吸収し、頭部や体を守る働きがあります。

<紫外線の種類>
太陽光線には可視光線と紫外線が含まれますが、紫外線は可視光線よりも波長が短く、強いエネルギーを持ちます。そのため皮膚や毛髪に照射されると様々な悪影響(ダメージ、脱色、日焼け等)を起こします。
紫外線の種類は波長により3種類に分けられます。(色々な定義がありますが、以下の波長分類は気象庁の定義です)。
分類 波長(nm) 性質
UV-C 100 ~ 280 オゾン層などで吸収され、地表には到達しない
強い殺菌効果があり、生体に対する破壊性が強い。
UV-B 280 ~ 315 殆どは大気層などで吸収されるが、一部は地表へ到達し、皮膚や目に有害な影響を与える。
日焼け、皮膚がんの原因となる。
表皮で大部分が吸収、散乱され真皮までは到達しない。
UV-A 315 ~ 400 UV-Bほど有害ではないが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念される。
UV-Bに比べて皮膚透過性が高く、真皮(皮膚内部)への到達も多い。

<毛髪への影響>
毛髪は紫外線により乾燥、強度の低下、キューティクル表面の粗雑化、メラニン色素や光沢の消失などの影響を受けます。

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う〜ん。。
 
堅いですね。
 

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