1・毛髪の構造と働き

髪は、ほ乳類特有の皮膚付属器官であり、表皮から生じたものです。髪は高温低温の温度差からの保護や、外からのショックを和らげたりするような保護作用と、ヘアスタイルなどのファッション的役割などの機能をもちます。
髪は毛幹部と毛根部に大別されます。


毛幹部は皮膚表面から外側に出ている部分であり、毛根部は皮膚内に埋没している部分をさします。髪は、成分的に70%以上がケラチンタンパクから成っており、構造的には3層構造(キューティクル(毛表皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質))になってます。


キューティクルの構造と役割


1番外側には竹の子の皮状に重なり合って毛髪をくるりと包んでいるキューティクルがあります。
キューティクルは毛髪のダメージに大きく関わっており、毛髪内部の間充物質(マトリックス)などを流出させない役割(蓋)と毛髪内部を守る(盾)の役割を持っています。
そのためキューティクルがはがれ落ちるとダメージは急速に進行していきます。
 
  1. 通常は4〜6枚のキューティクルよりなっている。
  2. 毛髪内部を保護している。ただし硬くてもろい性質がある。
  3. キューティクルはケラチンタンパクからできている。(最も硬いケラチンタンパク)
  4. キューティクルがはがれることでダメージは進行する。

キューティクルの構造は大切な脂質も含め、8層構造で分けることができます。1枚のキューティクルAの7層目と8層目、そしてその次のキューティクルBの1層目、それらの3層によって、細胞膜複合体(Cell Membrane Complex : CMC)が形成されています。
8層構造の一番表面に位置するアッパーβ(ベータ)層は、18MEA(18-メチルエイコサン酸)と呼ばれる毛髪特有の脂質成分で毛髪にツヤを与えたり毛髪同士の絡まりなどを防ぎます。


 

細胞膜複合体(CMC)の構造と役割


細胞膜複合体(CMC)はキューティクルの間から毛髪内部までのびており、人に例えると身体中に張り巡らされている血管のような存在であり、パーマ、カラー等の薬剤や水分の通り道となっています。
 
  1. 水やヘアカラー、パーマなどの薬剤の通り道です。
  2. キューティクル同士、コルテックス細胞同士を接着させます。
  3. 間充物質の流出を防ぎます。
  4. 水分を保ち、毛髪に柔軟性を与えます。
  5. ヘアカラーの染着やパーマのかかりに影響がある部分と考えられています。
    CMCは親油性のアッパーβ層、ローワーβ層と親油性のδ層から構成されており、毛髪の部位によって構造が異なっています。
    この構造の違いが毛髪の物性にに大きく関わっています。
    [ CMCの構成成分 ]
    δ層(親水性)ーーーNMF(天然保湿因子)親水タンパク、ケラチンタンパク など
    β層(親油性)ーーー脂質、コレステロール類、18MEA など
  6. NMFを組成してる成分表とNMFの働き
    ・CMCのδ層に存在するNMFは、通常皮膚内に存在するNMFとは異なるものと考えられますが、詳細な成分内容や構成比率は現段階では不明です。


メデュラの構造と働き


髪の芯にあるメデュラの役割りはまだ解明されていませんが、細い髪には存在しない場合もあります。

とりあえず、あまりやり過ぎると訳がわからなくなってくるので今日はこの辺にいたします。

試験頑張ろー!

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